DAY BY DAY 2
pieces of my life with photos

CALENDAR ENTRY
COMMENT CATEGORY
ARCHIVE LINK
PROFILE OTHERS
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- - スポンサードリンク
「チェルノブイリの被害者は100万人」



Chernobyl comments(0) atsuko
チェルノブイリで起きたこと
Peace Philosophy Centre というブログに、4月8日に発表された
「チェルノブイリ原発事故25年の研究調査報告」の抜粋が紹介されていたので引用します。
(IPPNW[核戦争防止国際医師会議]のドイツ支部がまとめたものです)


****************************************


チェルノブイリの惨事により特に放射線に被ばくした集団は、

a.事故後除染に関わった人たち(除染作業労働者liquidators, 「リクビダートル」と呼ばれる)83万人(ヤブロコフ、2010年)

b.30キロ圏と他地域で高度な汚染があった場所から避難した人たち 35万4千人(ヤブロコフ、2010年)

c.ロシア、ベラルーシ、ウクライナの高放射線地域の人々 830万人(ヤブロコフ、2010年)

d.ヨーロッパ全土の比較的低度の被ばくをした人たち 6億人(フェアリー、2007年)


チェルノブイリによる追加被ばくの結果として予想される病気、健康被害として

a.ガン。ただし、多くのガンは25−30年の潜伏期があることを注記しなければいけない。
  今のところ、甲状腺ガン、乳ガン、脳腫瘍しか見られていない。
  しかし除染作業労働者たちは他のさまざまな臓器にもガンを発生させている
  :前立腺ガン、胃がん、血液のガン、甲状腺ガン。

b.先天性異常:奇形、死産、子どもの数の減少。

c.癌性でない病気。多くの臓器が影響を受ける:脳障害、老化の加速、心理的障害。 


          研究結果要旨

 1. 低レベル放射線(0〜500 mSv)の影響は体系的に監視、調査された。
  特に、遺伝的影響はチェルノブイリ以前には不明確であった。
  この研究は、細胞ならびに細胞内の分子構造に関する研究によって補強されている。
  にもかかわらず、ICRPは100 mSvを胎児の奇形をおこす限界線量として規定し続けている。 
  この主張は多くの研究で無効性が明らかになっている。

 2. 遺伝子の不安定性や巻き添え効果(放射線に直接影響されていない細胞の遺伝子の変化)
  などの予期せぬ影響が見いだされた。

 3. 放射線レベルが低いほど、癌の急激な増加が起きる前の潜伏期間が長くなる
  (2000年までにPierce と Prestonにより放射線影響研究所RERF 研究の中で確認された)。

 4. 遺伝子の不安定性は遺伝子により受け継がれ、世代を経るごとにねずみ算式に増加してゆく。
  除染作業労働者と放射線被ばくのない女性の間に生まれた子どもたちの染色体異常を示す多くの研究結果が、
  被害を受けた3つ全ての共和国の研究センター(モスクワ、ミンスク、キエフ)で入手できる。
  蓄積効果の最初の兆候は、被曝した親から生まれた子供に発生する甲状腺癌であろう。
  しかしながら、これはまだ確実とはいえない。

 5. 癌以外の疾患の発症が増加していることが見出された。それは主に心臓血管系と胃の疾患であり、
  神経・精神疾患の症例は低線量被曝の身体的影響であることが見いだされた。
  後者は主として除染作業労働者とその子供たちの研究において見いだされた。

 6. ロシア当局の調査によると、除染作業労働者のうち90%は病気になっている。
  すなわち、少なくとも74万人が重い病気にかかっている。
  彼らは老化が早く、平均より多くの数々のガン白血病、身体上、そして神経・精神的な病気を患っている。
  多くの人が白内障になった。
  潜伏期間が長いため、今後、ガンの発生率が高くなると予想される。

 7. 独立した研究によると、11万2千人から12万5千人の除染作業労働者が2005年までに死亡している。

 8. 現存する(複数の)調査によると、チェルノブイリによる乳児の死亡は約5千である。

 9. 遺伝的および催奇形障害(奇形の発生)も、直接の被害を受けた3国にとどまらず
  ヨーロッパ諸国でも著しく増加した。
  バイエルン州だけでも、チェルノブイリ後になって先天的奇形が1000から3000人増加したことが見出された。
  恐らく、ヨーロッパで1万人以上の重篤な奇形が放射能によって起こされた可能性がある。
  チェルノブイリ事故の結果として西ヨーロッパで10万から20万件の妊娠中絶があったと
  IAEAが結論づけているが、報告に上らない症例の推定数はさらに多い。

 10. UNSCEAR(国連原子放射線影響科学委員会)によると、
   チェルノブイリ近辺で1万2千人から8万3千人の子どもが先天奇形を持って生れており、
   世界全体では3万人から20万7千人の遺伝子障害を持った子が生まれている。
   予測される被害全体のうち10%のみが、被ばく一世代目に見られる。

 11. チェルノブイリ事故後、ヨーロッパで死産や奇形が増えただけでなく、
  女児と男児の胎芽の比率が変わってきている。
  1986年以降、生まれてくる女子の数が男子に比べ有為的に少ない。
  Kristina Voigt とHagen Scherbの論文によると、1968以降の統計で、
  チェルノブイリ以降、ヨーロッパで生まれて来る子どもの数が予測に比べて80万人も少ない。
  この論文では全ての国を対象にしていなかったため、
  チェルノブイリ以降「生まれてこなかった」子どもの数は約100万人と、Scherb は予測している。
  大気圏核実験後もこのような影響が見られた。

 12. ベラルーシだけでも、事故以降1万2千人以上が甲状腺ガンを患っている(Pavel Bespalchuck, 2007)。
   WHOの予測では、ベラルーシのゴメリ地域だけで、5万人の子どもたちが
   生存中に甲状腺ガンを患うであろうということである。
   全部の年齢集団を合わせたら、ゴメリ地域だけで10万の甲状腺ガンという計算になる。

 13.  ベラルーシとウクライナで調査された甲状腺癌の症例に基づいて、
   Malko(2007)は将来の発症数を推定し、これに放射線の因子を加算した。
   彼の計算では1986年から2056年までの間に92,627人が甲状腺癌になる。
   この計算は除染作業労働者の甲状腺癌を含んでいない。

 14. チェルノブイリ以降、1976年から2006年までの推移の中で、チェルノブイリ以降、
   スエーデン、フィンランド、ノルウェイの新生児死亡率は15.8%増加している。
   Alfred Korblein の計算では、1987年から1992年の間に、新生児死亡は1209人増加している
   (95%信頼区間:875人から1556人)。

 15. ドイツでは、チェルノブイリ事故直後の9ヶ月間に、
   新生児の染色体異常であるトリソミー21(ダウン症候群)に著しい増加があったことを科学者たちは見出した。
   この傾向は特に西ベルリンと南ドイツで顕著であった。

 16. Orlov と Shaversky は、ウクライナの3歳以下の子どもたちの間で、脳腫瘍が188例見られたと報告した。
   チェルノブイリ以前(1981から1985)では9例だった―1年平均にしてみてると2例にもならない。
   1986年から2002年の間に179人が脳腫瘍の診断を受けている−1年平均で10人以上である。

 17. 南ドイツのより強く汚染された地域では、
   神経芽細胞腫と呼ばれる非常にまれな型の腫瘍を発症した子供の特異な集団が見出された。

 18. ウクライナのチェルノブイリ省によって発表された論文は、各種疾患症例の何倍もの増加を記録した。
   1987年から1992年で、内分泌系の疾患は25倍、神経系6倍、循環器系44倍、消化器60倍、
   皮膚および皮下50倍、筋骨格系および精神的変調53倍であった。
   避難者の内健康な人の数は1987年から1996年の間に59%から18%にまで低下した。
   汚染地域の集団では52%から21%に、そして特に悲惨なのは、
   高レベルの放射線に曝された親から生まれた子供たちで、
   チェルノブイリ事故からの放射性降下物の直接の影響は受けていないにもかかわらず、
   健康な子供の比率は81%だったものが1996年には30%に低下した。

 19. 数年間、タイプ1糖尿病(インシュリンに依存する糖尿病)が子どもと青年層に急激に増えた。

 20. 白血病やガンといった目立つ症例よりも、癌性ではない疾病数がはるかに上回っている。


チェルノブイリ地域における被災者全体の健康状態の変化の全貌は、残念ながら現在に至るまで確実に総括されていない。北半球の全住民にとってこの惨事が何であったのか総括されていないことはいうまでもない。この論文で言及した数値は、一面では恐ろしく高く、別の面ではかなり低く見えるかも知れない。しかしここに集められた研究のほぼ全てが比較的少人数の集団を対象にしたものであったことを考慮しなければならない。発症率にほんのわずかな変化があったとしても、より多人数の集団に当てはめた場合、それは広範囲に及ぶ深刻な健康被害の前兆であるかも知れない。


           結 論

大規模で独立した長期にわたる研究がなされていないので現在の状況の全体像を示すことはできないが、
いくつかの傾向を指摘することができる。
高い放射線レベルに曝されたリクビダートルのような人々の間では、高い死亡率とほぼ100 %の罹患率が見られる。
原子炉の事故から25年後になって、癌その他の疾患が、長い潜伏期間のせいで、
事故直後には想像もできなかった規模で発生した。

癌以外の疾病の発症数は、以前に想像されていたよりもずっと劇的なものである。
除染作業労働者の早期の老化のような「新しい」症状は、研究では未だに答えを出すことができない疑問を呈している。

2050年までに、さらに何千もの患者がチェルノブイリ原子力事故の影響として診断されることだろう。
原因と、顕在化した身体症状との間には長い時間差があるので、油断はできない。
チェルノブイリは終わっていない。

特に悲惨なのは、死産したり、幼くして死んだり、奇形や遺伝病を持って生まれたり、
通常ならば決して発症することのない病気を抱えながら生きることを余儀なくされた、
何千人もの子供たちの運命である。

チェルノブイリによって起こされた遺伝的欠陥は全世界を今後長期間にわたり苦しめ続けるだろう。
多くの影響は、二世・三世の世代にならないと明らかにならないだろう。

健康被害の程度は未だに明らかではないとしても、
福島の原子力事故によってもたらされる苦難は、同等の規模であり、将来的にも同様の展開となることは予測できる。

                  (翻訳 酒井泰幸、乗松聡子)





*読みやすくするため、わたしの独断で、改行・太字を用いました。ご了承ください。

Chernobyl comments(0) atsuko
「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加さんのお話を聴く
NPO法人「チェルノブイリへのかけはし」の野呂美加さんのお話を聴きました。
YouTubeにアップされていたので、ご紹介します。



























あまり宣伝はしなかったそうですが、会場は若いお母さんたちでいっぱいで
(小さな子どもを連れたお母さんも多数)詰めかけた人たちが
大きな危機感をもっているのが伝わってきました。

チェルノブイリへのかけはしのHPには、こんな記事がありました。

「私たちに起こっていること1 福島」

「私たちに起こっていること2 茨城」

東京でも、下痢や鼻血や皮膚の異常など、様々な症状が出ているそうです(大人も子どもも)

そういうわたしも、事故後、リンパが腫れたり、ものもらいが2度もできたり、
何が原因かわからない唇の傷が1か月以上も治らなかったりしました。
それが放射性物質の影響なのかどうかは、お医者さんに診てもらってもわからないでしょう。

では、わたしたちはどうしたらいいのでしょう。

「ひとりでできないこともある」

泣き寝入りしないために、子どもたちの未来のために、つながっていきましょう。

Chernobyl comments(0) atsuko
「永遠のチェルノブイリ」
次は「永遠のチェルノブイリ」です(2011年5月放映)










Chernobyl comments(0) atsuko
「見えない敵」
未来の福島と日本と地球のために、今こそ、チェルノブイリから学ばなくちゃならないと思うのです。
重たいですが、YouTubeで見つけた動画を2本アップします。

1本目は、2006年にドイツで制作されたドキュメンタリー「見えない敵」です。












Chernobyl comments(4) atsuko
「汚された大地で 〜チェルノブイリ 20年後の真実」
5年前、NHKで放送された番組です。

原発処理に当たった作業員(リクビダートル)のその後や、「直ちに県境に影響がない」レベルの、
低線量の被曝による晩発性障害についても調査されています。
事故の5年後から放射性ヨウ素の影響で子どもの甲状腺癌が多発し、
その後は放射能に汚染された地域に住む大人の癌や白血病などが目立って増えているとのこと。
(土壌に沁み込んだ、半減期の長いセシウム等の影響と推測される)
けれども、IAEA(国際原子力機関)は、事故との因果関係を認めていないそうです。











事故から5年経った時の動画です。











こちらは7年後。










10年後。

















12年目。











Chernobyl comments(0) atsuko
甲状腺手術を受けたウクライナ・キエフの女性からのメッセージ
「チェルノブイリ子ども基金」スタッフブログに、
チェルノブイリの被災地(ウクライナ・キエフ市)に住むインナの手紙が載っていました。

インナは現在29歳。12歳のとき甲状腺ガンの手術を受け、その後ずっと薬を服用しています。
妊娠がわかったとき、医師からは子どもを諦めるように言われましたが、
2008年、女の子を産んだそうです。

下記にインナとインナのお母さんのメッセージを転載します。

  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

日本の皆様へ

ウクライナ全国の人々が日本での出来事を固唾を呑んで見守っています。
そして日本の皆さんのことを憂い、その悲しみと苦しみが、
いかばかりかと思い致しています。
チェルノブイリの事故を体験した私たちは、
原子力発電所の事故がどのようなものかを、とてもよく理解しています。
すでに事故から多くの歳月が過ぎましたが、その被害は今でも続いています。
多くの子どもたちが病気になり(甲状腺ガンだけでなく)、環境が破壊され、
住民全体(特に子どもたち)の病気への抵抗力がとても弱くなり、
さらに事故処理に参加した人々が健康を害しています
(ある人は亡くなり、ある人は障がいを負っています)。
原子力災害は、とても恐ろしいものです。
たとえすぐにその被害が感じられなくとも、あとからその正体を現すのです。
私は、日本の人々の勇気と冷静さに心動かされています。
そして日本で起きている一連の事故が、
私たちの国のチェルノブイリのようにならないことを心から願っています。
私は、日本の政府には自分の国民を守るよう気を配ることを切にお願いしたいと思います。
日本はとても小さく、とても美しい国です。
皆さんの暮らすそのかけがえのない「世界」が原子力やそれを動かす誰かの欲によって
損なわれてしまうのは、地球上全ての者にとって途方もない喪失です。
日本の人々は、自身の知恵と独創性、その勤勉さを世界中に誇っています。
ですから、日本の人々には是非とも最も安全な方法でエネルギーを得る方法を
考え出してもらわなければなりません。
どうか、その美しさに溢れた土地を、そして皆さんの子どもたちを守って下さい!

     インナ・S

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちは、皆さんのことをとても心配しています。
毎日のニュースを追い、日本で起きている出来事を大変憂慮しています。
言われるように、こうした事故の被害は直ちにではなく、後になってから現れます。
人々は年を追うごとに病気になります。ただそれは、場所によって、放射線量によって
さまざまな形で人々の身に現れるのです。
いずれにしても原子力は人間にとって、全ての生きるものにとってとても有害です。
原子力によってエネルギーを得ることは、人類全体にとって大変高くつきます。
日本はとても地震の多い国ですが、そのような場所は原子力発電を利用するには危険で、
無理があると思います。
ウクライナはそれほど地震のない国ですが、それでも原子力は利益よりも害の方を
多くもたらしました。
自然災害が予見不可能なだけでなく人間による間違いもあり、こうしたもの全てから
何年もずっと逃れ続けるのは不可能です。自分たちが得るものの引き換えに、後の世代の
子どもたちに何を残しているのか考えなくてはなりません。常に爆発の危険に晒され、
有害な放射性廃棄物の墓場を作り、さらに発電所が止まっても、その先何年も原子炉は
危険であり続けます。全ての原発を今すぐ一斉に他の方法の発電所に切り替えるのは
難しいかもしれませんが、しかし、原子力に頼らないようにすることは今すぐに考える
必要があると思います。
原子力によってエネルギーを得ることは、普通に暮らす人々にとってあまりにも代償が
大きい方法です。
自分自身の命、さらに家族や友人たちの命と健康を代償として支払うことになります。
残念ながら、私たちの国ではこうした普通の人々のことは省みられず、国を動かす人々は、
いかに早く、いかに少ない元手で大きな利益を自身が得るかばかり考えています。
国民の暮らしや命といったものは、大して重要ではないのです。
チェルノブイリ原発の事故で被災した人々は、これまでに自らが受けた被害に見合う
補償を得てはいません。
チェルノブイリ被災者の障がい者年金は、とても僅かなものです。
人々は静かに、黙ったまま病に倒れ、虫けら同然のように扱われて命を落としていきます。
生きる権利が認められているのは、政府の高官のような人々だけで、全ての
命あるものという訳ではないのです。
私は、日本の政府は賢明で、国民に刃を向けるようなことはしないと思っています。
私たちのウクライナでは、国民の寿命が短くなってしまいました。
健康な人は少なく、多くの人がそれぞれ問題を抱えています。賢明な国の人々は、原発を
なくそうとしています。そもそも、自分の国民の命を本当に大切に考えている国であれば、
このような発電所は作る気にならないと思います。
人生は一度きりで、とても速く過ぎ去ってしまいます。その大切な命を守って、
未来の世代の人々のために良いことをしてください。皆さんの国はとても小さく、
どこへも逃げ場がないのですから、なおさらです。
私たちの所にも春が訪れています。太陽が輝き、日は長くなりましたが、まだ風は冷たく、
雨も時折降ります。でも、草は緑を増してきています。間もなく、サクラの季節を迎えます。

     インナの母

   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

* 早尾貴紀さんの文章も合わせてお読みください。

  「福島県でお子さんをお持ちの方々へ:避難という決断とその支援について」


ひとりでも多くの子どもたちの健康といのちが守られますように。



Chernobyl comments(0) atsuko
1/1